Death or Die

フリーターへジョブチェンジした一般男性のブログ

こんにちは。

前回の先輩話の続きです。

金曜の夜に飲んでから、あることが気になっていました。

「先輩はどうしてそこまで謙虚でいられるのか?」

3時間ほど話しましたが、先輩は人付き合いこそ自分に誤解を与えるほどには上手くないかもしれません。しかし実際に話してみると、話し方も端的でわかりやすく、刺激的なお話も数多くあっておもしろい方でした。それだけ、仕事でも遊びにもそれなりに経験、能力があるのだと思いました。

それでありながら先輩は、あくまでも謙虚で、何もかも自分に劣るであろう僕みたいな後輩にも対等に接してくれます。おそらくそれは、直近の上司や友達、そしてグループ内でも少し疎まれるようなクセのある人たちにも同じように何の含みも持たず接すだろうと思いました。

自分がもし先輩だったら、何かしらでマウンティングをとってしまったり、上から目線でいたり、人によってまったく相手にしないかもしれせん。(少なからず、今の何も結果を出してないような自分でもそういう面があると自覚しているほどです。)

だから、何が先輩をそこまでさしてるのだろうかと疑問に思い続けていました。

そしていま、少しだけ理解できた気がしました。

きっと自分はちっぽけだと思えるような挑戦と挫折を繰り返して来たんだと思います。

先輩は才能があるからこそ同じように才能のある人たちと関わってきて、そこで上には上がいることを痛感したんだと思います。

6年以上続けているボルダリングに最近飽きてきたとおっしゃっていました。

「もっと上の、上級コースに挑戦すれば?」という同期の質問に対して、

「以前はそう思うこともあったけど、やっぱり自分限界のようなものぶち当たることがあるんだよ」とおっしゃってました。

院生時代、最難関国立大の中でも最もレベルが高いとも言われてる物理学科の院生たちは、変わり者の集まりだったといいます。その人たちとの会話とても楽しかったとおっしゃっていたものの、現在、そういった環境から遠い、私の働くような会社におります。

様々な経験を通して自己の客体化を繰り返して来たんだと思います。自分におごることもなく、言い訳もせず、挑戦していったからこそ今の穏やかな先輩になっているんだと思いました。

というのはあくまで自分の見解なので、次飲む機会があれば思いきって聞いてみたいなと思いました。

その謙虚さは様々な経験と挫折からきているのか、

それとももっと違う考えから来ているのか。

失礼のないように聞かないとな。