Death or Die

フリーターへジョブチェンジした一般男性のブログ

冴えカノ 8話

 

 

冴えない彼女の育てかた8話、加藤回が最高だった。

 

 

今まで「こうしてほしい」とか「こうしたい」とかある意味自分の都合が含まれるような主張を避けてきた加藤だっただけに、今回の話はくるものがあった。

 

 

EDのクレジットは主人公と加藤だけという30分の二人芝居。でもそんな時間をかけるくらいには内容があった。と思う。

 

 

トーリー説明は割愛するが、Aパートの主人公に言われて初めて自分の気持ちに気付き思わず涙があふれる場面。

いつもの右から左へ流す言い回しではあるものの、無視できない自分の感情に驚いているようだった。あの場面の声優さんすばらしい。そして今まで主人公に高圧的だったためもあってか、思わず泣いている自分を見られまいと、とっさに後ろを振り向く演出。放送室の密室と、二人だけの時間何か月ぶりという条件もあってか、ポーカーフェイスである加藤の最大の感情が表れていた場面だったと思う。めちゃよかった、、。

 

 

Bパートは主人公の家での打ち合わせ兼お泊り。買い出しの場面では、何の含みもなく泊まる用の下着を購入し、「寝間着はかしてね」と主人公に伝える。家に親がいないことがわかっても何もかまうことはないと流す。カレーをつくるときは皿を主人公の口元へ近づけ味見をさせ、食事中は口についているものをひょいっととってしまう。もう、童貞が意識せざるを得ない、いや童貞じゃなくてもにやにやしてしまうシュチエーションだらけ。

でもあるセリフをきっかけに加藤の感情は荒れ、主人公への今までの愚痴と説教が始まる。しかし、加藤が際限なしに主張しているところは、今までの我慢やもやもやが報われている気がして思わずにやっとしてしまった。てか、後半は終始にやにやしてしまった。

 

 

終盤で他のサークルメンバーじゃなく自分の相手をしててもいいのかという問いかけをする。でも足をバタバタさせて嬉しそうな様子。普段とのなにげないギャップが最高なんですが、、とつい額に手を当ててしまった。比喩とかじゃなくて一人ソファの上でほんまにやってしまった。オタクを再認識する瞬間やった。

いや、今まで主人公が他のサークルメンバーにかまっけぱなしで、加藤は一つも欲を出さずに我慢してきたんやと思う。サークルの一員としての面と友達としての面、あとはっきりしないけど主人公へのあやふやな恋愛感情の面の三つ。それらが一気に表面に出てくるのだから、普通のアニメのお涙頂戴回とはわけが違う、感情にくるものがあった。しかも、久しぶりに見る一歩近い距離にいる加藤のふるまい、その可愛さ。せこかった。もう今までの壮大なフリやったと思わせるくらい、いい話になった。

 

長々と書くと読む気がなくなるな。

誰に言ってるのかって感じやけど。